「そんな女は初めてだ…」 「…そんなことない」 「え…?」 「確かに、潤は顔も綺麗だよ。 …だけど、優しいところもある。 そりゃ普段は自己中でワガママで自分勝手で暴君だけど。 でも、さりげない優しさがあたしはすっごく嬉しく思うもん」 「…たとえば?」 「ほら、このガウン。 自分が寒くなるの分かってるのに、あたしにかけてくれた」 「そんなもん、優しさのうちに入るわけねぇし………」 「少なくとも、こんなことでさえあたしにとっては優しさに思えるの」