御曹司が恋したお姫様!?㊤




あたしは必死に潤に取り合った。



「お前に訊いてねぇ。
オレは伊織に訊いてんだ」

「だから、伊織さんは何も………」

「お前は下がってろ」

「………頭きた」

「は?」



あたしは深く息を吸い込んだ。



「伊織さんはね、あたしのことを思って話してくれたの!!
その話を聞いて、勝手に泣き出したのはあたしの方なの!!
分かる?
伊織さんは何も悪くないっつってんのに、聞く耳すら持たないなんて、この耳は何のためにあるんじゃボケっ!!!!!」