「あら、華憐いらっしゃい」 「おじゃまします…」 美織ちゃんの声もろくに聞こえない。 「あれ? 華憐どうしちゃったの?」 「城ヶ崎さん、大丈夫…?」 優梨亜や北条くんの声にも。 2人がいたことにさえ、驚かなかった。 ………それぐらい、上の空。 どうして、潤が………? 確かに、暴君なのは分かる。 小さい頃から、今みたいに自己中でワガママだったのかもしれない。 だけど、だからってそんなに疎んじるなんてあんまりだと思う。