そんなことを考えていると、ちょっと会ってみたくなった。 「ところが、確か小学校にあがったぐらいの時だったかな。 城ヶ崎家で争い事が起こったんだ」 「どうして?」 「後継者は双子のどちらかにしなければならないわけだけど、どちらにするかでモメたんだ。 で、結局は潤の父上様と祖父母が推薦して後継者は弟である潤に決まった」 「…ちょっと待って。 戦国乱世の世でも家督を継ぐ嫡男は長男と決まっているのに、どうして弟の潤が?」 素朴な疑問だった。