「ヤバイ─────っっ!!!!!!!!!!」



あたしは大きなボストンバックにその辺の衣類をパンパンにつめていた。



「お母さんめ………!
伊織さんには9時に出るって言ってあったのに!!」



もう泣きそう………。


時刻は11時を回っている。


編入してからのことをお母さんに延々と話しているうち、刻一刻と時は過ぎていたようだった。


もう2時間はオーバーしている。



「怒ってたら、どうしよう………!?」



頭をかすめたことが、すぐ口に出る。