「ちょっと…!! 葉山さんは一体どこに………」 「さっきの車は藤堂家のだ。 連れ帰らせたんだよ」 「そんな………! 唯一のあたしの心の支えが…」 ………もう泣いてしまいたい。 もう嫌だ。 嫌だ。 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…………… 「いやぁぁぁああぁぁ!!!!!!!!!!」 …静かな車内に、あたしの心からの声が響くのであった。