「葉山って代々藤堂家令嬢の世話係を務めてきた一族よね。 たぶん、こういうことには慣れっこなんじゃないかしら」 「そうそう。 あたし、葉山が世話係についた時から結構自由奔放に振る舞ってたし」 「………葉山さん、お気の毒に…」 葉山さんって、すごくいい人だと思う。 いつも自分より優梨亜第一で、自分のことは後回し。 執事として、それは当たり前すぎることなのかもしれないけど、絶対にあたしならそんなの無理だもん。