御曹司が恋したお姫様!?㊤




「………華憐」



美織ちゃんがあたしを呼んだ。


…もう伊織さんとはお話終わったのかな?



「ん~?」

「ちょっとこっちにきて」



美織ちゃんがそう言って手招く。


…なんだろ?


あたしは不審に思いつつ、美織ちゃんに近づいた。



「どうしたの?」

「そんな大した用じゃないの。
ただ、伊織が話があるらしくて」

「…伊織さんが?」

「えぇ」



あたしは伊織さんの顔を見た。


そして、伊織さんが柔らかく微笑む。