「お嬢様、早く行かないと遅刻してしまいますよ」 葉山さんがドアのところに立っている。 「ちょっと頭が痛くて………」 「大丈夫でございますか?」 「………たぶん」 「心配ですね…。 今日の授業はお休みして、お医者様に診てもらいましょうか?」 「いえ…、大丈夫だと………」 「紅茶をお淹れいましましょうか?」 「お願いします…」 葉山さんの姿がキッキンの方へ消えていった。 …葉山さん心配させたらダメよね。