「ちょっと連れてきたい奴がおるんだけどお前のチャリ荷台ついとるからかえてよ」

いきなり先輩に言われてビックリした俺は

「それって女の子なの??」

そう言われた先輩は珍しく頬が赤くなってるように見えた(笑)

「まぁ~そんなところかな」

やっぱり照れ臭そうに言っている

そういった先輩は俺のチャリに乗り野球部の後輩と駆け出していった・・・・

どんな子だったっけ??前に見たことあると言われていたが正直覚えてない・・・

先輩はカッコいいから可愛い子が来るのかなってちょっと期待してた♪♪


何分かした後に先輩達は帰ってきた

後ろには浴衣姿の女の子が二人乗っていた

「ごめんな~待たせたな」

俺の耳にはその声は届いてはいなかった


何故なら・・・その後ろの子の1人がこの話の主人公の1人だからだ


初めての一目惚れと気付いた時

凄くドキドキが止まらなかった


「じゃ~みんな待たせてあるし追い付くか」
はっとした時に先輩の声がやっと聞こえた

その子は後輩と仲良く二人乗りをして
隣を走っていた

久しぶりの恋という気持ちが

新鮮で嬉しかった

忘れないよ大事なこと
その時からもう君が好きだった