2月14日の3日前から


アンジュに来てくれたお客様へ


チョコレートを


プレゼントすることにした。


バラの包みのデパート地下に


行くと大変な混雑で当たり前


かもしれないけど


そのほとんどが女性客。


ケースの中には


ピンクやホワイトの可愛らしい


チョコレートが


ギフトボックスの中に入って


愛を伝える時が来るのを待っている。


ベルギー産の板状のチョコを


売っているそのお店の前だけ


明らかにブランドものの


衣服を身にまとった


セレブチックな女性が数名


チョコレートを選んでいた。


そのお店の前に並んで


順番を待った。


「12枚いりを30個


お願いします。」 大人買い・・・


「あ はい お持ち帰りでしょうか?」


「はい。」


「ご準備いたしますので、


15分ほどお時間いただけますか?」


会話を聞いていたほかの店員さんが


あわてるようにチョコレートの箱の


数をカウントし始めた。


「じゃあ 他の買い物を済ましてから


またきます。お会計は?」


「では、お代を先に頂戴します。」


「領収書ください。」


「かしこまりました。」



さてと 15分間


ウインドウショッピングでも


してみようかな?


エスカレーターにのるために


地下の中を歩きはじめた。


すぐ前にあるアイスクリームの


お店に目が留まった。


イタリアンジェラードのベースの


アイスに好きなフルーツを選べると


目の前でオンリーワンの


アイスクリームを作ってくれるお店だ。


前から一度食べてみたかった


アイスだった。


「バニラのジェラードに


ブルーベリーとラズベリーで


お願いします。」


「はい、カップにします?


それとも手焼きコーンにされますか?」