「このまま就職出来なかったらどうすんだ?ニートになるのか?」


「フリーターになるもん……」



私は先生から目線を逸らし、呟くようにそう言った。



「フリーター?そんなんでいいわけ?」


「いいもん。夜の仕事でも何でもするから……」


「夜の仕事って……。あのさぁ、一生フリーターでいくつもりか?」


「じゃー……」



私は目線を先生に戻した。



「結婚するっ!」


「はぁ!?」



私が真剣な顔でそう言ったにも関わらず、先生は驚いたような声を出した後、笑っていた。