先生から言われた言葉。
先生の答えは嬉しいはずなのに……。
でも、信じられない……。
「…………信じられない」
「えっ？」
「同情？私に同情して……」
先生は私から離れて隣に座った。
「こっち見て？」
「いや……」
私は頭をブンブン振った。
そんな私の肩を先生は掴んで自分の方に向かせた。
俯いたままの私。
スカートをギュッと握った手の上に涙がポタポタと落ちていく。
「同情なんかじゃない」
先生は私の顔を覗き込むようにして言った。
「うそ……。じゃー……何で？何で最初は私の家に送って行ったの？やっぱり先生の行動は……わけわかんないよ……」
「それは……」
先生が言葉に詰まる。
やっぱり同情じゃん。
好きでもないのに、ここに連れて来て、好きでもないのに抱きしめて……。
私、バカじゃん。
