私の兄は、アイドルです。

 



豊さんがヒョイと指差した先には……

少し年配の、ダンディーな白衣姿のオジサマが立っていた。




「キミ……豊の知り合いだったんだね。
道の真ん中で倒れた所を発見した時は少し焦ったよ」



オジサマは、にこやかに私に語る。


話の内容からすると……



「あの……あなたが救急車を……?」



第一発見者!(?)
私の救世主!




「一応医者だからね。
患者を見たら放っておけないよ」


「ありがとう…ございました!」



私は、痛いお腹を押さえながらも深く深くお辞儀した。



そして……第2の疑問。




「バカあ……じゃなかった、お兄ちゃん……怒ってました……?」



……1番気になる!

今からココ来るったって……
来た瞬間に怒鳴られるのがオチでしょっ!?




「ん?あぁ……
……怒ってたっちゃあ怒ってたかな?1日目は。

まぁ……
さすがに2連チャン無断外泊した今日の朝は、見事に真っ青な顔してたけどな。」




──現在、夕方5時頃。

私は……再びガクブル。




「まままマジですか」



お兄ちゃん……
ちょーこぇーよ!



んで最後、一番謎な疑問。




「あの……シスコンって……何?」