私の兄は、アイドルです。

 



これ、内臓とか大丈夫かなぁ……


服を捲り、お腹を確認する。




「……最悪。真っ赤になってるし……」


見事に真っ赤なお腹。

しかも、ぶつけられた肩もめちゃくちゃ痛い。


瞳からポロポロと涙が溢れ出す。



何でこんな事に……

私、何か悪い事したかなぁ……?



頭の中でグルグルと考える。


ただ、雑用係なだけなのに……






……そっか。





最初から……

コンサートスタッフになる、だなんて……

引き受けなきゃ良かったのかぁ……






──そうして少しの間座り込んでいた私は、

携帯の時計を見て慌てて飲み物を拾い

お兄ちゃん達の元へ戻ったのだった……──