私の兄は、アイドルです。

 
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──そうして、

私は近くのスーパーで夕飯の買い物をして。



……いーっぱい買い物してやったし!
お兄ちゃんのお金で!汗

(生活費はお兄ちゃんが出してくれてるからね)



そして買い物袋を両手に持ち、スーパーから出ると……




「わ……真っ暗だぁ」



外はもう、真っ暗で。



夜空を見上げると、
星はいつものようにキラキラと瞬き。



あの頃と変わらない星空を見て……

……また、泣きそうになった。




はぁ……

澪のいる家に帰るのヤだなぁ……


だなんて思いながら夜道を歩いてると。



マンション前に、
男性が1人立っていた。



っていうかあの金髪は……

っていうか……
あの格好って……





「よっ、音遠!」



「春サン!
どうしたのその格好!
コスプレっ!?」




マンションの入り口には……


……高校の制服を着た、
春サンが立っていたんだ。



っていうか、目立つから!

超人気アイドルがそんな所に立ってたらっ!

しかも春サン金髪だしっ!



けど……

なんで制服なんか着てるの?


……まさかコスプレ?



不審に思いながらジーッと見てると、

春サンが慌てて話し出した。