私の兄は、アイドルです。

 



ズキンとした心臓の痛みは分からないままに




「お待たせーっ!」



私は、飲み物を買うと急いで澪達の所に戻った。




「ごめんね、ありがとう!」


「結構時間掛かったんだね?やっぱり混んでたんだ、ごめんね」



美夜達がお礼を言ってくれる。

わー、汗ダラダラだぁ……


こんな暑い中長時間アトラクションに並ぶなんて、ある意味罰ゲームだ。


並んでる他の人達も凄いなぁ……



……まさか、皆BIG4のファンじゃないでしょうね?

あ、そんなワケ無いか。

ファンなら今頃
売店近くで騒いでたしね?



私は、混んでる理由を
とりあえず美夜達に言った。


まぁ、馬鹿な私は

澪がナオトを好きなコトなんて、そんなに深く考えてなかったんだけど。




「あー……
今日こんなに混んでるの、もしかしたら芸能人の撮影してたからかも」



私がそうサラッと言うと




「「「えっ、誰誰!?」」」



3人は、めちゃくちゃ食い付いて。




「え……BIG4、だけど……」



私がグループ名を言い終わった瞬間




「「「うそぉぉぉ!!」」」



3人の、興奮した叫び声が聞こえた。汗。