私の兄は、アイドルです。

 



………はい、やっぱりいました☆



目の前には、私のお兄ちゃんとその仲間達。

まぁ、つまりはBIG4なんだけども。


撮影クルーに囲まれながら、にこやかに写真撮りをしてる。

4人共楽しそうにフードを食べたり、パーク内のキャラクターと戯れたり(?)してる。




「ユタカかっこいい~」

「なんかハル無邪気だよね!」

「ユキ可愛い!ここでも寝そうだよ?」



きゃいきゃいと、ハシャぐギャラリーの声が耳に入ってくるんだけど




「でもやっぱナオトだよね!
中でも一番かっこいいし!」




――“ナオト”の名前を聞く事が一番多くて。




誰をも魅了する笑顔に、
完璧なスタイル。


整いすぎた顔立ちは、
私なんかとは比べ物にならなくて。


……狡いくらいにかっこよくて。





「「「「ナオトーっ!」」」」



ザワザワと五月蝿い女の人達の中で立ち止まった私は

ジッとお兄ちゃんを見つめた。





――ズキン……




そして何故か、

心臓が痛んだ。




お兄ちゃん、人気あるんだね


皆名前呼んでるや