「私の知っていることは、チテイジン国は地球の地下に存在しています」

「へぇ……」

 歯無はある程度知っているが、知らない振りをした。

「そうです。そして、世界の元首たちもこのことは知っています」

「そんな、ウソだろう」

「公の場では公表しないことになっています」

「信じられない」

「そう思います。ですが事実です。どこから話したらいいですか?」

「チテイジンはなぜ、捕まえにくるんですか?」

「詳しくはわかりませんが、地球人をペットにするとか、食料するとからしいです」