髪もひげも伸びた。
体臭も慣れて気にならなくなったが『EXIt』に向かう男性は必ず鼻を手で覆う。臭いのだろう。
歯無は無駄と思っても、逃げようとする人たちを止めない。
むしろ、逃げるように指示をした。
今も鉄格子から誰か来るのを待っている。
いつか助けが来ることを期待してである。
しかし、いくら待っても誰も助けには来ない……。
終わり
体臭も慣れて気にならなくなったが『EXIt』に向かう男性は必ず鼻を手で覆う。臭いのだろう。
歯無は無駄と思っても、逃げようとする人たちを止めない。
むしろ、逃げるように指示をした。
今も鉄格子から誰か来るのを待っている。
いつか助けが来ることを期待してである。
しかし、いくら待っても誰も助けには来ない……。
終わり



