モテ男に嫉妬したのだ。

 だが、ロボットがいるので、チテイジン国に三人とも連れて行かれることは間違いない。

 歯無は二人に向かって、笑った。

「おい、何だよ!」

 歯無の背後からロボットが腕を引っ張り、向き合わされた。

「これが、助かる方法だ!」

 歯無に向かって江利牧が叫んでいるが、意識が遠のくので、返す言葉が出ない。

 何て不公平な……