「お前さぁ、もっとしっかり断らねぇとそのうちホントに連れていかれるぞ」


−あ…この人…。薫がいってた…近くで見るとやっぱかっこいい。みんなが騒ぐだけあるなぁ…


って…………


「失礼ね!あなた、後輩でしょ!」



「でも、あんたより年上にみえるんじゃない?」



「なんなの、あなた!童顔っていいたいのー!?」失礼すぎ、この人ー!


「あはは。俺は未来。三条 未来よろしく、瑞希」


「なんで名前…。って何勝手に呼び捨てにしてんのー?!私、仮にも先輩だよ!」



「まぁまぁ。そんなことより、送るから。家どこ?」



「×駅から歩いて10分くらいのところ…って何で私があなたに送ってもらうわけ?」



「さっきみたいな男がからんできてもいいわけ?まわり見てみ?俺がいなきゃいまにでも話し掛けるチャンス狙ってる男がわんさかいるぞ」


ちらっとまわりをみると確かにすごいみられてる…



「うっ………」



「ほら、どうすんの?別にイヤなら俺は帰るぞ」



「ま、まって!!お、お願いします。未来くん…」