グイッ 気がつけばあたしが翔に抱きついていたのではなく、翔があたしを抱きしめている形になっていた。 「んでぼーっとしてたんだよ?」 低い声で翔はあたしに尋ねてくる。 そ、それは…… 「だ、だから///」 「……だから?」 「眼鏡…」 「……眼鏡が?」 「さゆちゃんのだから……かけてほしくないの…」 我が儘だってわかってる。 でも仕方ないじゃん。 嫌なんだもん……