君に捧げる想い 〜birthbywhiteday〜

前髪の間から覗く目は、鋭くオレを見据えている。

「オレは中原優司(なかはらゆうし)あげはの親友だ」

「オレに何のようだ」

「本当ならあげはに二度と近づくなと言いたかったが、そうも行かなくなったんでな、協力してやるよ」

そういって、中原はオレにメモを投げてよこした。

「んだこれ」

「あげはの好きなもの嫌いなものが書いてある。あげはのこと何もしらねぇんだろ」