君に捧げる想い 〜birthbywhiteday〜

「んなこと聞いてない。何でこれをオレに」

「だからオレには時間がないんだよ。あげはを守ってやれる人間、一人くらい置いていかないと心配で仕方ないんだ」

オレは中原が何を言っているのかが分からなかった。

「察しろよ。まぁ、文化祭もオレ様のステージを見てないんだもんな。留学すんだよ、オレがいなくなったらあげはを慰めたり出来る奴がいないだろ。だから手っ取り早くお前を彼氏に戻してやるって言ってんだよ」