「ああ、時期に本島に乗り込む。」
「!!」
男はオレの隣を横切り海の方へと歩いていった
「今この海は、8つの海賊団の船長によって支配されている。8つの海域を、方角で8つに割った海域でな。その中で一つ空白の場所がある。長年誰も埋めようとしなかった北の場所だ。」
波の音が、異様にデカく感じた
「今じゃ8つの海賊団も7つにされちまってるらしいな。まぁ、北の海賊団を名乗る奴らは少なくねぇけどな。無謀な事言ってると思ってるだろ?だろうな、今のこの海で生きていくには8つの海賊団のどれかに入らなくちゃ生きていけねぇ。」
「……あいにくだが、北は今傘下の海賊は募集してないぜ。」
ククッと、また笑い声が聞こえた気がした
「ああ、だからオレ達はどこの海域も名乗っちゃいない。」
「どこの海域も!?お前、この海での"無海域"がどれほど危険か知っているだろ!?」
海賊を名乗っておいて海域に入っていない
それは、死を意味する
