「…………。」
兄貴は一瞬悲しそうに目を細めると、ふりかざされた刀をひらりと避けると、その刀を蹴り上げた
「なっ!?」
「戦闘中によそ見は禁物だ。」
「!!」
刀を蹴り上げた反動で今度は海賊の顔に蹴りを入れ壁に激突させた
「かはっ!」
海賊はそのままずるずると地面に座り込み、倒れた
パシッと、空中で円を描き落ちてきた刀を掴んだ兄貴は、刃を海賊達向けた
「数じゃオレは倒せない。」
「やっちまえぇ!!」
うおぉぉぉっ!!と、誰かの声を合図に海賊達が一斉に兄貴に襲いかかった
また、兄貴が悲しそうな顔をした気がする
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