ガサササッ!!
草のおい茂る斜面を滑るように下り、村外れに出た
そこはシーン静まり返り、人影がない
いつもの事だがこんな状況では不安を積もらせるだけの静けさだった
(とにかく今は村の中心部へ急ごう!!)
きっと兄貴もそこにいる……!
オレはまた走り出した
「っ!!」
人影を見つけとっさに建物の影に隠れる
そっと覗けば、そこには村人達と、見たことのない奴らがいた。きっと海賊だ
そして村人達と海賊達の間に立つ男、兄貴だった
(兄貴……!!)
海賊はざっと50人はいる
もし戦闘にでもなったら……!!
その時、海賊側の1人が話だした