「ルーク!すみません、お茶ご馳走様でした!」
巻き髪の女……マリア・セシリアはバタバタとルーク・フォームスの後を追って出て行く
それをみて黒髪の男……シェーンはため息をはきながら立ち上がった
「すみません騒がしくて……。」
「いいや、いいクルーだ。今はまだ3人かい?」
兄貴の言葉にシェーンは苦笑いをこぼす
「……はい。簡単に仲間は集まるものではないし、ましてやあんな船長なんで。」
「………あんな船長って言うならどうしてそいつについてきてんだよ。」
ボソッと愚痴のようにでた言葉にシェーンは少し考えた
「どうしてだろうね。僕も不思議さ。ただ、ルークには心の底からついていこうと思えたって事くらいかな……。」
心の底から……?
「それと、自分を包み隠さなくていいところ。本人はあれだけ自由人だからね。」
「?」
「きっとマリアも僕と同じ答えだと思うよ。」
シェーンは紅茶を飲みきると立ち上がった
「さて、僕もそろそろ失礼します。今から明日の出航準備始めないと。」
「明日?もう出るのかい?」
「はい、もともとルイールさんに用事があっただけなんで。」
なんだかよくわからないが、明日出て行くと聞いてオレはホッと息をついた
その時………
ドカァァァンッ!!
「!!」
いきなり、爆発音が村から響いた
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