兄貴の言葉は3人は目を見開いた
「海賊をやめたあなたが!?」
黒髪の男、シェーンが驚いた声で詰め寄った
オレにはあまりわからない
「前代未聞さこんなこと。でも、オレを支持する声が全体の8割を占めている。」
兄貴は自分の手を見、
「海賊をやめたオレをね……。正直嬉しいよ。元船長をこんなに慕ってくれていて。」
ぎゅっと握りしめ嬉しそうに笑った
……兄貴は、海賊だった時代の話をする時
すごく穏やかな優しい顔をする
「でも、人には終わりがある。」
パッと顔を上げた兄貴は、ルーク・フォームスに笑いかけた
「今の海は荒れている。治安がまた悪くなっている証拠さ。わかるかい?今のこの海で無海域の海賊を名乗る意味を。」
「命知らずってやつか?……まぁ、そんな事は気にしないさ。命命言ってても前には進めねぇし、北も手に入らねぇ。」
ルーク・フォームスは自信に満ちた顔でこう言った
「どんな相手だろうとオレは負けねぇ。そんだけだ。」
そして、黒いマントをなびかせながら扉へと歩いていき、出て行った