…………………………


「………あれ?」

「…ん?」

何か起こると思いきや、いくら待っても何の変化も起きなかった。

「おかしいな…違うのかな?」


『クスクス』

「おい、笑うなよ!リュウ!」

「オレは笑ってない。」

「え…じゃあ、この声は?」
確かに聞こえる笑い声の方を振り返ると…


『アハハハ』


「誰!?」


石版の上にはひとりの幼い男の子が笑いながら座っていた。