「おまえは………誰だ?」

喉の奥からその言葉を言うのが精一杯だった。
頭が割れそうな程の困惑と目が痛くなりそうな感覚。



目の前にいる男は


自分と同じ顔をしている…………

それだけではなく、今さっき見たあの2人の双子と同じ感覚がある。

そして、その男が自分を見る目は冷たく、敵意に満ちている。

先程の言い争い、向き合う双子達の瞳と同じだった…



「私は闇の集団、四天王4DSのサマル………あなた達の敵ですよ。」


ヒナはこうの様子を気にしながらも、サマルの前に出る。

「あれ……?」

(似てる……でも…違う、全く違うけど…この人こうに似てる…?)

そんな思いに気をとられながらも強気で
「誰だか知らないけど何の用!?」
と言い返す。

ヒナの不審そうな言葉にサマルは笑いながら応えた。
「忠告をしにきました。これ以上宝珠を集める愚行は許しません。」

「は?」


「これ以上、宝珠を集めるのであれば、命の保証はありません。」