「もしもしぃ?あのバカごめんなさいね!お礼する!」
「ちょっ!!沙輝奈!?」
お礼だぁ!?
ふざけんなよ!!
「本当にごめんなさい。名前教えてくださる?お礼しに行くわ。」
ニヤッと笑いながら沙輝奈は名前をさりげなき聞いた。
「柿沼……千晴」
「柿沼千晴さん?ありがとう。」
あちゃぁ―!!
簡単に教えちゃったね!
「次!あたし!」
あたしは携帯を取り上げた。
「簡単に教えちゃっわね!!ち―ちゃん!!覚えてきなさいよ?」
「…っ!?あんなの!偽名よ」
「ばぁぁあか!あんた咲哉の元カノでしょ〜?なるほどね〜じゃっ!覚えとけよ?」
ピッ―――
あたしは切った。
まさかの柿沼千晴。
咲哉の元カノ。
どこからあたしの携帯番号を入手したんだか…。

