年齢差は12。 きっと、妹みたいなもんだと思われてる。 「ココア置いとくぞ」 いつの間にか、キッチンから戻ってきていた橘さん。 カウンターにココアの入ったカップを置くと、さっき座っていた席に戻った。 目の前に置かれたココアから、暖かい湯気が出ている。 「…もうコーヒー飲めるのに…」 いつまでも橘さんは、私を子供扱い。 これじゃあ、いつまでも恋愛対象にしてくれない。