遊園地デートから1ヶ月がたった、夏休みの中盤。

「青い空、青い海、キラキラ輝く太陽、そして

水着のナイスバディーの女の子!!!!夏って最高やなあ////」

「舜汰、うざくない??」

美月がじとーっと睨む。

「ちょっと残念だな人だね。」

「俺、何であいつと友達になったんだ??ちょっと後悔。」

「んなことゆーなや!!!お前も美和ちゃん居らんかったらそんなことゆーてたって本間に!!!」

「そんなわけないだろ?俺は美和だけだもんっ」

そう言って明はぎゅっと私を抱きしめてきた。

今の私の格好は、水着の上にパーカーを羽織ってるだけ。

何か…恥ずかしい。

「美和たち皆元気だなー。ほら、海行って泳いでこいよ。俺荷物見とくから。」

私達の会話を後ろからずっと見ていた翔はふっと微笑む。

今は家から少し離れたところの海に来ている。

本当は4人で行く予定だったんだけど、足がないし、美月が一緒に行きたいと駄々を捏ねたから翔も誘って5人で来たの。

そして、今回は…泊まりできた。

近くに舜汰くんの別荘的なのがあるらしい。



「えーっ翔さん行かないんですかー??一緒に泳ぎたいです!!!」

美月は翔と本当に泳ぎたかったんだな…

すごく必死。