しばらくすると、



「着いた」


って祥悟の声。



見るとそこは…


「公園??」



懐かしい公園。昔、祥悟とよく遊んだ。




その時の事は今でも覚えてる。




無邪気だったあの頃。



ずっと一緒だって当たり前のように思ってた。




そんな事有り得ないのに。




「懐かしいよな。」


「…うん」



「色々な事あったよなー。
例えば小6の時さー
お前熱だして。
そしてここ来て、
お前気失ったから
俺が、……!!」




いきなり祥悟がフリーズした。…真っ赤になりながら。


「祥悟ぉー??どしたの?」





…気付かない。フリーズどんだけぇ〜。



仕方ない。奥の手!でもないけど…。あたしがやりたいだけだけど。



「祥悟」




手を握りながらそう言った。祥悟の手温かいなぁ…。


「…ぅ ぁぁああ!」



いきなり手を振り払われた。




内心めっちゃ傷ついた。