少しの間、 その場に立ち尽くしていたあたしは 自分に喝を入れた。 「…これからは、 あの母親と2人だ… ううん、新しい父親も来る…… 自分のことは自分で守らなきゃ……」 そのときが、 あたしの人生の分岐点だったのかもしれない。 もしも、意地でも父親についていけば あたしの運命は なにか変わったのかもしれない……