「リン?どうして泣いてるの?」 「………一人が怖いの…」 …一人が怖い? 「昼間は?僕が仕事に行ってる間は?」 「明るいから大丈夫だけど… 夜は電気つけてても怖い… だから、早く寝ようとしたけど……」 「…けど?」 「瞼の裏にアイツの顔が浮かぶの…」 「アイツって…?」 「裕…過去の話…聞いてくれる?」 「ああ、もちろんだよ」 僕達はソファに座り リンは過去のことを話し始めた