「ばっ、バカ野郎!!

いきなり目の前に現れてんじゃねーよ//」


慌てて顔をそらす遥。


『あれー、なんか顔赤いよー?』


そう言って無理やり遥の顔をこちらに向けるとおでこをくっつけた。


「うわっ、バカ、くっつくな。

あっちへ行け//」


そう言って突き飛ばされる。


『いったーい。

そっちこそいきなり何すんのさ。

何も突き飛ばすことないじゃん。

顔赤いから熱はかろうとしただけなのに。

でも、熱はないみたいだから良かった』


「わ、わりー」


私が離れるとなぜかほっとした様子の遥。



(なに慌ててんだ、俺?

光は男なのに…… ←by 遥)



だがこの時、由依、紫水、清龍の3人が2人の様子を遠目でにらんでいたことに遥は気づかなかった。