ひどくない!?

本人の意思は無視ですかい!?



なんかムカついてきて、意地でも言うこと聞かせてやると意気込み、もう一度叫ぼうとするとまた由依に服の裾を引っ張られた。



『何?』


「ヒカちゃん、僕と一緒じゃイヤ?☆」


由依はソファーに座ったままなので、自然と視線が上目使いになる。


それに加え、うるうる目!

由依にこんなことされてイヤって言えると思う?

絶対に言えない!



『ううん、全然イヤじゃないよ』


「ホント?☆」


『ホント、ホント』


「じゃあ、【Rainbow Garden】に入ってくれる?」


『もちろん』


「やった~!!

ヒカちゃん大好きっ!!☆」


そう言って由依はまた抱きついてきた。


やっぱり可愛い。




こうして私の【Rainbow Garden】入りが決まった。




光争奪戦

勝者:緑川由依