つんつん。 『う~ん、坂上さん……。 もう少し寝かせて……』 「…………」 ベシッ。 『うわっ、ちょ……』 びっくりした~。 眠ってたらいきなり頬を叩かれた。 まあ、そんなに痛くなかったけど……。 「帰る……」 言葉少なに言うと、私を置いてスタスタと歩いていく清龍。 なぜかご機嫌斜めのご様子。 『ちょっと、待ってよ~』 慌てて背中を追いかける。 『ねえ、私何かした?』 「…………」 なおも黙る清龍。