私こそ光る☆君 ~エレジー編~

『そういえば清龍は今日、特に変装とかしてないよね?

バレたりしないの?』


さっきじっくり清龍のこと観察してたけど、変装グッズとか持ってるわけでもなさそうだった。


「ん……たぶん大丈夫」


『何でそう思うの?』


出るか!?

まさか、まさかの……!?



「……勘?」



出た~!!


『ねえ、その勘って当たるの?』


女の子だってバレたあの日以来、ずっと聞いてみたかったこと。


「……よく当たる」


『うっそ~!!

エスパー!?』



とまあ奇妙な会話をしているうちに電車はどこぞの駅に到着し、


「降りるぞ……」


と言って若干不機嫌そうな顔をしている清龍に連れられ、電車を降りた。