私こそ光る☆君 ~エレジー編~



『ありがとう』


口ではああ言ってるけど、本当は私のためだよね?



「しかし、あいつホントよく食うよな。

しかも超甘党」


『そうそう。

ケーキ屋さん行ったときも、コーヒーのお砂糖山盛りにしてた!!』

「ありえねー」


二人して大笑いする。



なんか嬉しい。

清龍は今まであんましゃべってくれなくて、私のこと嫌いなのかと思ってたから。



「具合どうだ?」


『えっ、あ、うん。

もう大丈夫みたい』


いけない、またボーッとしてた……。


「じゃ、行くか」


二人仲良く並んで歩き出した。