『ううう、苦しい……』


さすがに食べ過ぎた……。

あの後、ケーキとかパフェとかたこ焼きとか食べたんだけど、思い出すだけで気持ち悪い……。

由依って見かけによらず大食いなんだ。


冷や汗が額を伝う。


今は公園のベンチに腰掛けて清龍を待ってるんだけど、すぐには動けそうにないよ。



なんて考えている途中、急に目の前が陰った。

不思議に思ってふいっと顔を上げると目の前に清龍がいた。


「具合悪いのか?」


心配そうに顔を歪める清龍。


この人もこういう顔するんだ。

いつも涼しい顔をしているイメージがあったから、なんだか意外。