「桜!桜!大丈夫か!?しっかりしろ!」 翔太の声で目が覚めた。 「翔君・・・おかあ・・・さんが・・・お母さんが消えちゃった」 私の頬は涙でびっしょり濡れていた。 「大丈夫・・・大丈夫だから。お父さんがきてるよ」 「お父さん?」 後ろを振り向くと、単身赴任で中国に行ってるはずのお父さんがいた。