大切な大切な幼なじみ




まずは教室にいった。


当たり前か・・・おらん。


勇気を出して女子トイレも探したし


廊下の隅も探した。


違う場所を探しよった哲理と合流した。



「哲理、おった?」


「おったら今、1人やないし」


「よね・・・」



俺達は廊下を小走りで移動しよった。


そして、曲がり角を曲がった時・・・。



「ドンッ!」


『いったあ!』



俺は誰かにぶつかった。



「ごめん!!大丈夫?」



俺がぶつかったのは先輩やった。



「大丈夫です!・・・あの!」



俺は、運が良いのかもしれない。


それとも、この日たまたまやったんか・・・。


とにかく俺は


この先輩が桜を知っとる気がしてならなっかった。