「遅刻ですね…。」 「名前は?」 「長澤咲樹です。」 名前を聞いた彼は紙を見始めた。 何してるんだろ? しばらくして彼は顔を上げた。 「1年6組ね。」 「?」 「君のクラス。」 あぁ…クラスね。 「ありがとうございます。」 「どういたしまして。」 そしてまた柔らかく微笑んだ。 .