「どっちも気になる。
それが詩音の気持ちでしょ。
なら迷う必要なんてないじゃん。」
「・・・そうなんだけど・・・。
でも、やっぱり・・・。」
「どっちが本当に大切か決めたいんでしょ?」
「・・・うん。
決めなきゃいけないの。」
「その気持ちはわかるよ。
決めなきゃいけないって焦る気持ち。
でも、だからって
無理に気持ちに壁をつくることなんてないだろ?」
「壁・・・。」
「本当の気持ちなんて
自分が一番わかっているようで
本当は自分が一番わかってないんだよな。
でもさ。
本当の気持ちなんて
些細なことで見えてくる筈だよ。
その瞬間は、ちゃんと用意されてるんだよ。」
些細な事・・・。
今まで焦っていて
2人への想いが募るばかりだったけど
気持ちを落ち着かせて
少し休んで流れに身を任せたら
いつか・・・分かる日が自然とやったくるのだろうか??


