どうしてだろう??
目の前に映る光景がなんなのかを
わかってた、わかってたはずなのに
その姿が槍となって
あたしの心に突き刺さる。
「亜紀、喉渇いてないか??」
「あー、ちょっと水分欲しいかも。」
「じゃあ待ってて。俺自販で買って来るから。
いつもの紅茶でいいか??」
「あ、うん!ありがとー!」
純は反対方向にある自動販売機に走って行った。
あたしは純の背中を見つめる彼女に視線を戻す。
亜紀・・・
その可愛らしい名前にぴったりな女の子。
顔がすっごく可愛くて、でもその瞳は、
なにかを感じさせる強いものが宿っていた。
わかる・・・・
この子なら、純を幸せに出来る。
あたしみたいに傷つける事なんてない。
この子なら・・・・


