Time Machine




「あ、啓人から電話きちゃった!!
ごめん、あたしもう行くねっ!
あ、ちゃんと要が見つけてくれるから安心してね。」

「え、あ・・・」

「あ、要は聞き上手だから、なにかあったら相談してもいいかもよー!
じゃあね♪後で、宿でね!」


そう言うと真実は走って行ってしまった。


一人取り残されたあたしは・・・
うん、仕方なく宇治駅へ。


もう・・・真実ってば・・・
あたし一人でも大丈夫なんだけどな・・・。

もしかしたら要くんだって一人がいいかもしれないし。
っていうか、他の女の子からの誘い断ってるのにあたしに付き合ってもらうのも悪いよね。


うん、そうだ。
要くんが来たら「あたしは大丈夫だよ」って言えばいいよね。



そんなことを思いながら宇治駅の改札で待っていると・・・


















「あれ、いくらー??」

「380円だと思うよ。・・・俺の調べがあってればだけど!」

「えー!頼りないこと言わないでよぉ!」

「大丈夫だって!」







・・・・振り向かないほうがいい。


そんなのわかってるけど



反射的に振り向いてしまうあたしは
きっと誰よりもバカだ。